久保博正さん著「いい言葉は心をリセットさせる: 人生が素晴らしく思える本 もう一度味わいたい名言」を読んだ。
その中の言葉で印象的だったもの。
私たちは知識や智慧(ちえ)などの新しい何かを「知る」のではなく「気づく」のである。
トルストイの名言「この世界で私たちが見るすべてのもの、私たちが考えるすべてのものは、その根源を私たちの精神のうちにもっているのだ」を受けての言葉。
答えは自分の中にある。
みたいな考え方。
スピリチュアルでいいね。
名言が好きで、名言集をよく読む。
何年前かの誕生日のときは、自分に名言集を買ったくらい好きです。
でも、たしかに名言の中には「なるほど!」と思う言葉が多いですよね。
昔の人が経験を通じて捻りだした名言。
そのはずが、現代に生きる自分たちに通ずるものがある。
それは、たしかに自分たちの中に「答え」がある証拠なのかな。
でも、その答えってどこに刻まれているんだろうか。
魂?体?脳?
転生するうちに記憶はキレイさっぱりに落とされる。
だけど、根源的に大事なものは、どこかに刻まれている。
「言葉」という後付けの人間の道具だけど、なんだかスピリチュアルな話ですね。
「成長」とは「気づく」こと
最近、「気づく」という言葉にハマっている。
この本では、人間はすでに大事なものを持っている。
それに、いかに「気付ける」かが焦点とされている。
また、他のところであった「気づき」。
アニメ「呪術廻戦」の中で「教育とは気づきを与えること」というセリフ。
この言葉めちゃくちゃ好き。
知識ややり方を教える。
それは教育ではないよね。
教育のゴールは、自分で学べる人を育てること。
自分で学ぶ=自分で気づくことが大事。
そうやって、自分で新しい発見をしたりして、勉強が面白いと思う。
それは、教育者として立派な心掛けだと思う。
教育は気づきを与えること。
であれば、自分からどんどん気づいていくのが成長。
私は今「成長」という価値観を持っている。
それには「気づく」ということが最重要。
気づくためには、生活の中から事実を拾い上げて、仮説を立てて実証する。
アウトプットして、自分のアウトプットしたものを見返す。
そうやって気づきを得ていく。
それを繰り返していくことが必要。
おわり
「気づく」という単語が印象的。
自分の中にはすでに完成された人間が眠っている。
死ぬまでに、自分の中からどこまで「完成された人間」を発掘できるか。
その勝負なのか?
なんかまた人体の不思議が増えてしまった気がする。
