人間観察学会より出ている「人生勝つ人負ける人」という本からの言葉。
他人をほめる人は、他人の美点をほめているようで、実は、自分自身の美点を披瀝しているのだ。
これは本当に心理。
にも関わらず、
できている人が少ないのが面白い。
他人をほめる人。
その人は、他人を心の底からほめているつもり。
だけど、そうやって他人を褒めている人の言葉を聴いている側にとっては、
そのほめている人自体に人間としての魅力を感じているはず。
それはその人の「言葉」ではなく、
「あり方」が大きく影響していると言える。
「言葉」では他人を褒めている。
でもそれによって周りに示しているのは、
「他人を褒める」というその人の「あり方」。
他人を褒めることで、自分が褒められることになる。
ただ、人は真逆のことをしがち。
自分のことを「優秀だ!」と思っている人でよくやるのは、
自分がいかに優秀なのかを自分で話すこと。
その場合は先ほどの「言葉」と「あり方」が真逆。
「言葉」では自分が優秀だと言っている。
しかし、そんな「自分が!自分が!」と言う人の人としての「あり方」は傍から見てどうか?
おわり
「言葉」って面白いですね。
その人が何を言うかで、どう見られるかが決まる。
でも、「言葉」として言われた内容そのもので決まるわけじゃない。
その「言葉」が真実か真実じゃないかではなく、
その人の「在り方」として放たれた言葉に意味がある。
自分でも何を言っているの分からなくなってきた。
要は、自分が言ったこと。
それによって、
相手がその自分の言葉の通りに思ってくれるとは限らないということ。
「言葉」うんぬんより以前に「あり方」を確立しないといけない、ということかもしれませんね。
この本好きだわ。
何気なく買ったけど、
もはやバイブルだと言っても差し支えない。
あとノリもいい。
作者は人間観察学会。
さすが、よく観察していらっしゃる。
分析力が深くて的確。
面白いし、人間の心理を突いていますね。
