「自分のこころのトリセツ」という本。
その中にあった考え方。
現代人と原始人の比較。
両者の最終目標は似ている。
①個人として生き残る。
②子孫を残す。
現代人にとってはその2つは、
比較的ラクにできるようになった。
それは良いこと。
だけど、そのせいで余計なことまで考えるようになった。
それがとらわれやすい「中間目標」という章なのでしょう。
中間目標とは、
①仲間をつくる。
②愛される。
③能力をつける。
④群れで一番になる。
なるほど。
わかりやすい。
これ、もちろん、
「中間目標にとらわれすぎるな!」ということに気づかせてくれる。
だけど、それ以上に、
人間の存在意義についての説明になっている。
「人間の命に意味はない。
だから、楽しめばいい。」
そういうニュアンスの言葉をよく聞く。
だけど、本当に意味はないのか?と考える。
もちろん意味はあるんだろうけど、
それは今やかんたんにできてしまう。
①個人として生き延びる。
②子孫を残す。
たしかに、ミクロ(1人の人間単位)で考えると、
それが最終目標なのかもしれない。
で、それがかんたんに行なえるようになった今、
その最終目標に向けて時間や労力を割く必要はない。
だから、その分の余剰の時間や労力を、
自分が楽しいと思うことに使え!ということ。
そう考えると、
たしかに自分の好きなものに時間を使った方が有意義に思える。
今までも自分が楽しいと思うことをやって来たけど、
どこか罪悪感があった。
これからは、心置きなく、自分の好きなことに集中することができそう。
