「みんな現実を良くしたい」
そう思っていた
でも、それよりも、
ちょっとだけ「現実を忘れられる空間」
そんな「現実逃避できる場所」をさがしているのかも
松浦弥太郎さん著「考え方の工夫」からの言葉。
現実逃避できる場所を探す
この章を読んで、
「人がどんなことを考えているのか」。
それを本当の意味で分かった気がする。
人はもちろん現実を良くしたいと思っている。
だけど、現実という現状を劇的に変えるのは、
勇気だったり、お金だったり、覚悟だったりがいる。
でも、人間そんなに劇的に変えられるものじゃない。
人間って怠惰な生き物。
じゃあ、そういう人たちに提供できるものは何か。
それが現実逃避できる場所。
たしかに、それはそうかも。
そうは思ったことも考えたこともなかった。
やっぱり人間は「現実を変えたい」ものだと思っていた。
- 「成長」だとか
- 「価値観」だとか
- 「目標からの逆算」だとか
そういったことばっかり意識が行っていた。
だから、そういう系統のものばかり提案していた。
ただ、そうじゃない。
提案すべきなのは、少しの間でも現実逃避できる場所なのかも。
自分のことを考えてみたら、まさにそうだった。
- 隙間時間にやるソシャゲ。
- 自分の地域のイベントごと。
- 自分の所属するコミュニティの流行りもの。
- 好きなクリエイターさんの新作。
そうやって小さな楽しみごとを消化しながら、
日々ちょっとずつ現実逃避しながら過ごしている。
自分のことを考えると思い当たる節がありすぎた。
他人のことを考えていたつもりが、
まったくできていなかった。
おわり
よく「お客さんにはベネフィットを提案しろ」みたいなことをよく聞く。
それに加えて今度からは、
「現実逃避できる空間を提供する」ことを念頭に置いておこうと思いました。