古賀史健さん著
「みんなが書き手になる時代の あたらしい文章入門 」からの言葉
みなさんを突き動かしているのは、「この喜びを、この感動を、シェアしたい!」の願望なんですね。
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なるほど?
うれしいことが起きたとして、
人間は一人で満足できるものだと思っていた
ただ、実は心の奥底では、
その喜びを他人と共有したい願望があるとのこと
こんなふうに考えたことはなかった
じゃあ、それをどうやって文章に落とし込むかって、
①正直であること
②具体的に描写するスキル
これくらいでいいのかも?
①正直であること(50%)
これは大前提でしょう
感動していないことを、さも感動したかのように表現するのは間違っている
逆に言えば、
正直であることさえ守っていれば、50%は正解の道を歩んでいることになるはず
②具体的に描写するスキル(100%)
①の「正直になる」はスキルがなくてもいい
ただ、「具体的に描写する」ためには、ある程度の練習が必要になるでしょう
具体的に描写をすることで、
読者に対して自分が感動した経緯を追体験してもらう
わたしたちは物事を文章に書くとき、
自分たちでも気づかないうちに「省略」してしまっていることがある
「これは言わなくても分かるだろう」
そう脳みそが勝手に判断してしまって文章に書く前に落としてしまっている
ただ、その具体的な描写こそが、共感してもらうためには実は重要だったりするはず
でも、いざ文章を書こうとするとき、
気張りすぎて細かい表現を無視しがちになってしまう
だから、「書く訓練」をする
いや、「訓練」というか書くことに「慣れる」
それだけでもかなり有利なはず
書くことに慣れると、今までは見落としてしまっていたものをすくい上げるスキルがつく
おわり
人の根っこには共有したい願望がある
であれば、シンプル
①正直に書く
②書くことに慣れる
これだけで自分の体験を他人に共有できるようになるのだと思いました