出口日出麿さん著「生きがいの創造」からの言葉。
感激とか興奮とかいうものは、おうおう、人をとんでもない方向へ引きずり込む。事件の中核をはなれて、枝葉に走らせる場合が多い。
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「感動」とは人間にとって良いもの、だと思っていた。
人間は感情の生き物。感動というものは、すればするほどいい。そう思っていた。
ただ、この本によるとそうではない。
感動は、枝葉に走らせる。つまり、本質から逸れていってしまう。
なるほど。人間は感情がある生き物だけど、感情任せに生きるべきではない、と。
なんとなく分かるかもねえ。このSNSの超情報社会の中にいると。インターネットにずっとつないでいると、常に感情が自分の中で生まれては消え生まれては消える。
心が感情に浸かってしまう。それは負の感情だろうとイイ感情だろうと、どちらもでも同じこと。だから、ときには情報から離れた方がいい。
おわり
まったく感情がないのも人間として空しいけど、感情に身を任せすぎるのもいけない。
寝たり、自然の中を歩いたり、単純作業をしたり。そういう時間も必要だってことなのかな。
