「常識にとらわれない100の講義」(森博嗣さん著)からの言葉。
非常識な行動ではなく、常識を覆す理屈に価値がある
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「非常識」と「常識を覆す」。この2つの言葉はイコールではない、ということですね。
①「常識を疑う」ところから「価値が生まれる」
みんなが全員持っている常識。その常識通りに従って動いても新たな価値は生まれない。その常識から外れたところに、新たな価値の可能性がある。
②「非常識」は解決策じゃない
だからといって、誰もが予想しない素っ頓狂な行動を取ったところで、それが新たな価値が生まれるわけじゃない。
誰も見ていないところでサーカスをしてても意味がない。
③「常識を覆すこと」に価値がある
価値が生まれるところ。それはみんなが興味があったり、知っていること。その中から思いがけないところから新たな価値が生まれる、ということのようですね。
まとめ
つまり、新たな価値を見出したいのなら無闇に斜め上の行動を取ればいいというわけでもない。もしかしたらそれも有効なのかもしれない。
ただ、灯台下暗し。誰もが常識だと思って疑わなかったこと。そんな日常のなんでもないところに黄金の原石が転がっている可能性がある。だから、人々のなんでもない日常をいろいろな視点から観察すること。それが有効なのかもしれません。
