怒りたいわけじゃない。
だけど、すぐに怒ってしまう。
そういうことがぼくにもありました。
ありました、というか今でもある。
そのたびに自分の気持ちを鎮めようとする。
もうだいたい起こる理由というのは分かってる。
それはもともとの性格といよりは後から獲得してしまった性質。
だから治せる。
しっかりと自分の思考の傾向を自覚することができれば、怒りやすい性格は治せる。
ということで、あるときこんな言葉に出会いました。
腹が立つのは、「自分はえらい」と思っているからだ。
これは出口日出麿さん著「生きがいの創造」からの言葉。
なるほど。
これは超なっとく。
※※※
自分は偉い。
そういう前提で生きていると、たしかに怒りやすいかもね。
だって、「自分は偉い」「自分は正しい」んだから、そんな自分の意に反したことをされたら怒って当然。
対策案「自分は間違っている」
自分は間違っている存在。
自分のことをそう思える人は強いのではないか。
以前に人間の定義をしたことがある。
そのときにした人間の定義がこちら。
人間は、正しくあろうとする、間違った存在。
正しい人間の姿とは、正しくあろうとすること。
だけど、その出発点は間違っている存在じゃないか、ということ。
だから、人生を通して学んでいかないといけないのではないか、ということ。
どんなときであっても。
どんな相手であっても。
謙虚な心というのは忘れたくないですね。
おわりに
ということで、怒りやすい人の思考の特徴や性格は1つに集約されるかもということでした。
怒るということは、自分は偉いのだと思っている証拠かも。
歳を取ったり。
成長を実感する。
そうすると「自分は偉くなった!」のだと勘違いしてしまう。
だから、謙虚に。
それを忘れずに生きていきたいな、と思いました。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
こういうふうになりたいですね。


