「このAI時代を生き残るためにはどうしたらいい?」
ナンバーワンを目指すのは厳しい。
縦に勝負するのは限界がある。
だから、横に展開したい。
いくつかのスキルを使ってオンリーワンを目指したい。
しかし、具体的にはどうしたらいいのか分からない。
そんなときにこんな言葉に出会いました。
ニッチとはナンバー1になれるオンリー1の能力を磨くと同時に、ナンバー1になれるオンリー1の場所を見つけることである。
これは稲垣栄洋さん著「「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか」からの言葉。
なるほど?
こんなニッチの具体的な説明は見たことがなかったので、とても新鮮。
①ニッチ戦略=ナンバーワン×オンリーワン×能力×場所。
これが植物におけるニッチ戦略。
生き残るための戦略とのこと。
1つずつ見ていきたい。
②能力×場所。
かんたんに言うと、能力×場所だ、と。
- 自分の高められた能力。
- それを活かせる適切な場所へ行く。
高い能力があったとしても、適切な場所でないと価値を発揮できない。
またその逆も然りで、適切な場所を見つけても能力がないとダメ。
能力と場所。
その2つが揃っている必要がある。
②オンリー1でナンバー1の能力。
これはどう考えるべきなんですかね。
オンリー1の能力。
それはいろいろなものを掛け合わせてもいいものなのか。
いくつか複数の能力を掛け合わせる。
そうやって複数能力を掛け合わせたら、ナンバー1になれる可能性が劇的に高まるわけですよね。
③オンリー1でナンバー1の場所。
この場所に関しては、簡単?
それはインターネット。
インターネット上であれば自分が輝ける場所があるはず。
適切な場所に自分を配置して根を張ることができればいい。
自分の適性とか他人とのかかわり方とか。
そういうのを考えてポジショニングする、とか?
④場所に関しては「水の値段」の話が分かりやすい。
水の値段は、
- 店では1。
- ジムでは2。
- 空港では4。
- 飛行機の中では7。
- 富士山では10。
同じ水でも場所によって価格が違う。
同じものでも、場所によって価値が違う。
おわりに
ということで、「ニッチ戦略=ナンバーワン×オンリーワン×能力×場所。」でした。
ニッチをこうやって定義しているのは初めて見た。
これはちゃんと考えてみたいなあ、と思わせる定義でした。


