本とは何か?
- 新しい知識を与えてくれるもの。
- 新しい考え方を教えてくれるもの。
- 新しい視点に気づかせてくれるもの。
もちろんそういう側面もある。
ただ、本を読むことによって得たもの。
その中でいちばん大きいのは「自分のこと」。
- 自分はこの著者と同じ意見を持っている。
- 自分はこの著者と違う意見。
- 自分は人としてまだまだひよっこだな。
そういうことだったんですよね。
なので、本をこう定義することができる。
本とは、鏡である。
自己理解は、自分に注目することじゃなくて、外の世界に意識を向けること?
自己理解と言う言葉がある。
自分を理解するということだから、自分の中を探ることに意識を向けがち。
ただ、それで本当に正解か?
自分のことを自分という基準でもって探る。
それって意味があるのか?
自分を本当に理解するためには、自分以外の基準が必要。
そうやって初めて自分を客観視することができる。
本は自己理解に最適。
本は自分以外の基準になってくれる。
自分という外に基準がある。
そうすると、その基準に対して自分はどのような位置にいるかを探ることができる。
つまり、それが自己理解ということ。
どういう本を読むといいのか?
重要なのはどのような本を読むことか、ということ。
いきなり難解な哲学書を読んでも鏡の役割をしてくれない。
かといって簡単すぎるものを読んでも意味が薄い。
ちょうど良いくらいのものを用意する必要がある。
ということで、これくらいならどうでしょう?
「知っているもの7割、未知3割」
これだったら内容を理解できるうえに、知らないこともあって刺激がある。
まあ、これは目安なので、パラパラめくってみた感じで読みやすそうなのを選ぶのがいいのかも。
おわりに
ということでした。
本は鏡。
本を読めば読むほど、自分の外の世界が確定していく。
すると、自分という人間の輪郭がはっきりしていく。
それが本当の自己理解なのではないか、と思ったということでした。


