「超情報化社会」
「超情報過多時代」
これは良いことだと思っていた。
だって情報が誰にでもアクセスできる。
人類にとっての宝。
良いことしかないじゃん!
そう思っていたのですが。
ただ、情報が多いと人と情報の関係性はこうなることが予想される。
同じ情報に1度しかアクセスしない。
同じ情報に1度しか対面しない。
すると、いろいろな問題点が出てくるのかも。
「潜在意識」を活用できていない?
人間の意識は、
- 顕在意識が5%
- 潜在意識が95%
つまり、潜在意識を活かすことがトク。
潜在意識に情報をストックすると、それが土台となり、新しい情報が入ってきたときに化学反応が起こり、イノベーションが発生する。
ただ問題は、情報が潜在意識に定着するためには、何度も情報に触れる必要があること。
その観点からすると、新しい情報にばかり追っていると潜在意識を活用できない。
同じ情報にしか1度しか触れていないと、情報が右から左に流れるだけ。
同じ情報を1度しか見ない。
それをくり返していくと、ただただ情報を見ては忘れてをくり返す。
その情報は無意識にストックされることもなく、右から左へと流れていくだけ。
それは、人間じゃなくてもできることで、さらに究極の時間の無駄のようにも見えますね。
「考える時間」さえもインプットに奪われる。
「人間は考える葦である」
考えるのが人間の強み。
ただ、そうやって考える時間さえも、ぼくらは新しい情報を得るための時間に充ててしまっている。
そうやって、どんどん無意味な人間に近づいて行ってしまっている。
おわりに
ということで、「情報過多時代の問題点は同じ情報に1度しか触れない」ということでした。
別にそれならそれでいいのかもしれない。
そうやって情報通になることも重要かもしれない。
でも、まあ個人的には95%の潜在意識を活かしたいですかね。
それが何かを生み出してくれるのかは分からないけど。
自分自身よりは脳みそを信用しているので、同じ情報を何度もよく咀嚼してから呑み込むようにしてる。
新しい情報を得るという行為は、考えているようでまったく考えていない。
それに気づいて危機感を持ったからそういう考え方になったのかもしれないな、と思ったということでした。


