ぼくは自分を賢いと思っていた。
「ぼくはもっと評価されるべき」
「ぼくの偉大さに気づかない世間はバカだ」
そう思っていた。
ただ、今思うとそれは、カン違いも甚だしいとても恥ずかしい思い出。
顔を覆いたくなるような黒歴史でしかないですね。
①頭がいい人ほど、自分の小ささを知っているものらしい。
勉強して頭が良くなる。
そうやって頭が良くなった人ほど「自分なんてまだまだな存在だ」と思うものらしい。
つまり、自分のことを頭がいいと思っていたぼくは、頭が悪かったということ。
これに気づかなかったら今でも自分を「頭がいい」と思っていたかと思うと軽くゾッとしますね。
②なんで自分には十分に知識があると思っていたか。
なんで自分には十分な知識がると思っていたか。
今振り返るに、それは自分が小さな世界の中で生きていたからだと思う。
小さな世界に住んでいれば、知識は最小限で足りる。
まあ、世界の広さを知ることが一概に正しいものでもないよう。
「井の中の蛙」は、それはそれで幸せだという考え方もあるよう。
③インターネットは、世界を狭める?
ぼくの問題点はインターネットを誤解していたことでもあった。
ぼくはインターネットは世界を広げるものだと思っていた。
ただ、実際にはぼくのインターネットはこうだった。
- 通販サイトでは関連商品しか表示されず。
- 動画サイトでは関連動画しか表示されず。
- 検索エンジンでは自分が検索したものしか表示されない。
これじゃあ世界が広がることはない。
何よりここで問題なのは、自分の頭の中では「インターネットを使うことによって自分の世界は広がっている」と勝手に思い込んでいたことでしょう。
④ぼくの世界が広がった「意外なモノ」?
ぼくの世界が広がった。
それをいちばん実感したのが「本」でした。
読書をすることで世界が広がった。
これは自分の中では意外だったんですよね。
インターネットの方が世界が広そうで、本は世界が狭いもの、という印象を持っていた。
ただ、実際に思ったのは真逆。
インターネットによって狭まれた世界を、本によって広げることができた。
おわりに
ということで、「自分を頭がいいと思っていたぼくは頭が悪かった」ということでした。
自分のことを頭がいいと思っている人は世界が狭い。
そして、その原因が「インターネットは世界を広げる」という思いこみによってもたらされていたことを自覚できなかったことが問題だった。
まあ、そうやって自分が頭が悪いことを自覚した。
それがもしかしたら自分にとっていちばん頭がいいことだったかもしれません。


