時田昌端さん著「期初から消えたことわざ」という本を読んでいました。
ことわざはすでに多く存在していて、それはすべて辞書に載っているものだと思っていた。
ただ、消えたことわざもかなり多いことを思い知らされました。
この言葉もその一つ。
海へもつかず河へもつかず
これは中途半端なものを意味する言葉のよう。
①「帯に短したすきに長し」も中途半端の意味。
中途半端を意味することわざは多いですよね。
たとえば、「帯に短したすきに長し」とか。
他に代替できることわざがあるなら、消えてしまっても仕方ない言葉も多いのかも。
②「二兎を追う者は一兎をも得ず」も中途半端の意味?
今回の「海へもつかず河へもつかず」という言葉を見たとき、まず思ったのは「二兎を追う者は一兎をも得ず」でした。
あれも中途半端な心構えを表したことわざ。
2つのものを追っていたら1つも得られなかった。
だから、1つに絞るべき、みたいな教訓。
③「海へもつかず河へもつかず」はより人生を表している?
今回のこの「海へもつかず河へもつかず」は「二兎を追う者は一兎をも得ず」よりも良いと思うんですよね。
その理由が、より人生を表していると思うから。
兎だったらまだ他で代替できるかもしれない。
スケールも小さい。
ただ、「海へもつかず河へもつかず」はよりスケールが大きい。
まるで人生を表している。
人生においては、終着点は1つしかありえない。
まずは目指すべき場所を決める。
そして、進み始める。
そうしないといつまでも停滞から抜け出せない。
海でも河でもいいから決めて進み始める。
そうやって2つ以上の選択肢から1つを決めてしまうことの重要さを説いている。
そういう意味ではこのことわざはいいなあ、と思ったということでした。
おわりに
ということで、辞書から消えたことわざ「海へもつかず河へもつかず」でした。
同じ意味のことわざでも、頭の中で思い浮かべられるイメージが違う。
それだったら、より自分のイメージしやすいものや好みのイメージと合致したことわざを胸に仕舞いこんで生きていきたいなあ、と思いました。
