「信念を持っている!」
「座右の銘がある!」
それは良いことのように思っていた。
自分の人生にテーマがある。
そうすると、ブレることなく邁進していけるもの。
そんな不変のものがあるのはかっこいい!
だけど、「あれ?もしかしたらそうじゃないのかも」。
そう思ったのはこの言葉がきっかけでした。
自分をひとまず消してみる
これは森博嗣さん著「なにものにもこだわらない」からの言葉。
こだわり=悪い意味?
この本で主張されているのは、こだわりは良い意味ではない。
むしろ悪いものだということ。
たしかに、こだわりって、自分をいちばん優先順位の上で考えていること。
「これだけは曲げない!」と思っている頑固だと言うこともできますね。
「うまくいかないなあ」と思うときは、自分を消して世の中をフラットに眺める。
「うまくいってない」
そういうときほど、自分というものに囚われがちですよね。
だけど、そういうときこそ本当は自分という存在にこだわらない方がいい。
「自分を俯瞰して見る」というのが一般的。
ただ、さらにその上があるとしたら、もはや自分という存在を消して世の中をフラットに見つめる。
そうすると、上手く回り始める打開策を見つけられるかもしれない。
おわりに
ということで、「自分をひとまず消してみる。ft.森博嗣さん」でした。
自分にこだわるのもいいけど、それで自分の足を引っ張るくらいなら、自分という存在すら無視して考える。
そういう考え方ができるように常に選択肢を持っていることが重要だと思いました。
