「利他」とは、他人の利益になることをやること。
それは知ってる。
でも、利他には2種類あるのは知りませんでした。
こちらが利他を2種類に分類したもの。
「利己的利他」と「犠牲的利他」
これは野口昌一路さん著「サバイブする力」からの言葉。
「利己的利他」は、自分を満たしてナンボ。
利己的利他は、自分を満たした、その延長線上にある利他。
これはとても健康的な考え方ですね。
他者を満たすのは良いことだけど、まずは自分を満たすこと。
それはいちばんないがしろにしちゃいけないもので、自然なことのように思える。
犠牲的利他=自分を犠牲にしてしまう利他。
一方で、こちらは犠牲的利他。
自分を犠牲にしてまで、他者の利益を優先する行為。
これは「奉仕」と言えば聞こえはいいですが。
健康的な考え方ではない。
これが短気的なものなのであればいいけど、これを継続していくとなるとどこかで限界が来る。
他人の利益のために粉骨砕身するのは素晴らしいこと。
ただ、それは継続性があってこそ。
継続できない利他は、あまり意味が無い。
相手の利益になることができているのは良いけど、その前に自分の心や体を気遣う必要がありますね。
そもそも「利他」は自分を満たしてナンボ?
そもそも「利他」は、まず自分を満たすことありきですよね。
利他は継続できないと意味がない。
継続するためには、自分を満たしつつ、他者を満たすことで成り立つ。
「自分を満たす」という前提をないがしろにしてはいけない。
短気ならまだしも、長期的に利他を提供するのであれば、この前提はよく考えるべき。
つまり、自分の好き・強み・才能を自覚しておく必要がありますね。
おわりに
ということで、「利己的利他」は理想的な利他の形?ということでした。
一般的に言う「利他」は「利己的利他」とイコールで語られるべき。
今回のようにこうやってジャンル分けすることで、少しでもこの考え方が浸透していけばいいですね。
