だるい。
体が重い。
動きたくない。
何もしたくない。
本当は分かってる。
進まなくちゃいけない。
歩き始めなくちゃいけない。
それは分かってる。
頭では理解してる。
だけど、どうしても体が動かない。
そういうときってありますよね。
「立って歩け、前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。」
片足を失っているエドが、ロゼを勇気づけるときの言葉。
”普通”に戻ることを目指す2人の兄弟。
エドとアルは体を失った。
そのかつて持っていた普通を取り戻すことを目的とした旅。
その中でエドが言ったセリフ。
そんなエドだからこそ、言葉に重みがありますね。
失ってからじゃないと、大切さに気付かない。
普通に生活していると、その普通のありがたさが分からない。
失ってから初めてその大切さに気付いて、今までの普通のありがたさを知る。
それが誰もが経験することですよね。
だけど、できれば失う前にそのことに気づきたいもの。
そういう気づきを与えてくれるのが漫画の力かも。
歩ける体があるなら歩いてみる。
つらいかもしれないけど、停滞していると自分で思うなら進むのも良いかも?
歩いていないと、魅力的な横道が存在していても気づけない。
「ああ、この一本道を歩いていくのか」
「自分にはこの道しかないのか?」
そうやって思いながらその道を進むかどうか迷ってる。
でも、歩き始めないと、それが本当に一本道かどうかを確かめることはできない。
歩き始めたら実はそれは一本道じゃなかった。
別の道の存在に気づくことがある。
もしかしたらそっちの道が自分が、自分にとっての運命の道かもしれない。
でも、それが分かるのは、実際に最初の道を歩き始めたからですよね。
おわりに
「立って歩け、前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。」
いつか動けなくなってしまうときが来る前に、後悔が残らないようにしておきたいですね。


