僕は、自分のことを「正しい」と思っている人が正しいとは思えない。
彼らは、自分の正しさを他人に押し付けて他人を変えようとする。
しかし、それは同時に、自分がこれ以上変化しないことを意味している。
一方で、常に自分を否定できる人は、いつでも変化(成長)できる可能性を宿している。
「自分を否定できる」は、「ネガティブ」だと言うことができるかもしれない。
僕はネガティブです。
自分を肯定するために必死。
そのために自分なりの論理を組み上げる。
しかし、その論理に自信が持てないから、仕方なくまた考える。
その繰り返しです。
中国の格言にこのような言葉があるらしいです。
自己満足に陥らぬ者は成長する。
自分の考えが正しいという確信を持てぬ者の方が、多くのことを学ぶ。
「ネガティブ」という言葉に良い印象は持ちにくいです。
しかし、実は「成長」という観点から見ると必須の価値観なのかもしれません。
「ネガティブ」は価値観の一種。
そう思っているのですがどうでしょう?
「自分大好き!」な人たちがこのネガティブな価値観を持てるとは到底思えない。
だからこそ、ネガティブな人たちも無理にポジティブに思う必要もない。
というか、できないでしょう。
ポジティブ人間がネガティブに考えられないように、ネガティブ人間がポジティブに考えることはできないし、ならなくてもいい。
「自分はネガティブ思考」というのをマイナスに考えるのではなく、「自分は自己否定をしながら大きく成長するポテンシャルを持っている」と思うこと。
それがネガティブ思考の人がするべき思考法でしょう。
余談ですが、ゲッターズ飯田さんの名言集にも「ネガティブ」について書いてありましたね。
ネガティブな自分を否定するのではなく、受け入れて付き合っていく。
それがネガティブなりの生存戦略なのでしょう。
ネガティブな人はなぜだか勝手に味方意識が芽生えます。
厄介な価値観を持った者同士かもしれませんが、頑張っていきましょう。