長友佑都選手の半生が描かれている
長友佑都選手・著「上昇思考」
衝撃のインテル移籍
外国で猛者たちに揉まれて心身ともに成長した
長友選手を見ていれば、いかに自信を得たかも分かる
明治大学で太鼓を叩いていた頃からの成り上がり
もちろんそんなシンデレラストーリーも胸を打つものがある
ただ個人的に最も胸を打たれたのは、
おばあちゃんの手紙でした
その中から少し紹介したい
「強さは無心に限ります」という言葉
この言葉がさらっと登場して、
詳しい説明がないまま次に進んでしまう
どういうことなのか?と考えるしかない
「無心」と聞くと冷酷なイメージを受ける
心が無い
人として心を無くすことが良いことなのか
すぐには同意しかねる言葉
それを孫に向けた手紙の中で記している
もしかしたら相手が間違った意味として解釈してしまう危険性もある
しかし、それでもあえて詳しく説明せずに「無心」という言葉を使った
それは相手がその意味を考えて答えにたどり着くだろう
そんな信頼が窺える
この本を読んでそういえば自分もおばあちゃんから手紙をもらった
そのことを思い出して久々に整理した
ということでおばあちゃんの手紙に最も感動しました
長友選手には悪いけどね
それだけ言葉の重さの違いが現れているという証拠ですね