桑原晃弥さん著「逆境を乗り越える 渋沢栄一の言葉」からの言葉
「1つの時間には、1つのことに集中せよ」
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いっけん当たり前のことを言っているように見える。ただ、実践できているかどうかは、また別の話ですね。
「効率」を求めたい。そういうときって、なんとなく2つや3つのことを同時進行して行なったほうがいい気がしてしまう。
時間は有限。であれば、その時間をもっとも効率的に使うためには、同時並行に進めたほうがいい。
でも、本当にそうかな?と思った。
結局それって、効率的にできている「気がしている」だけに思える。自分の場合はそうだった。なんとなく忙しくて、作業をこなしている。
でも、それだと「余裕」というか「遊び」がない。ひとつひとつの作業をこなしているはいる。だけど、それだけで終わってしまう。
1つの時間に1つのことをやっていれば、そこからもっと派生したり、想像力が思いもよらない方向へ行ったりする。余裕が生まれる。そうすると、また別の景色が見える。
おわりに
心を0にして、目の前の1にとりかかる。そうやって1つの時間に1つのことをする。
いっけん非効率だけど、結果的にいろいろな派生を見せてくれる。1つのことに集中しているからこそ、それが単発で終わらずに次につながるような思考を生んでくれる。
今ではそういうものだと信じてる。だから、渋沢栄一さんも同じようなことを言っているのは安心しますね。