桑原晃弥さん著
「藤井聡太の名言-勝利を必ずつかむ思考法」からの言葉
自分のイメージでは、研究者7、勝負師2、芸術家1という、7:2:1ぐらいかなと思います。
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こういう比率って面白い
周りの人たちは、「棋士」とか「中学生」とか、そういった大まかなジャンルで区切りたがる。
ただ、誰でもそうだと思うけど、
本人からしたら「自分はもっと複雑な人間なんだ」と思ってる。
自分は色々な要素が集まって成立している。
そして、自分でどんな要素でできているかを説明してくれるのは興味深いこと。
さらに、比率が加わるとさらに面白い。
藤井くんの場合は、
「研究者7、勝負師2、芸術家1」とのこと。
みんな勝負している藤井くんの姿をたくさん見てる。
だけど、それは本人からしたら20%ほどで。
その3倍以上の研究の部分で自分は構成されていると。
当然といえば当然だけど、
やっぱり日々の研究が自分のほとんどを構成している。
それを本人も自覚している。
人が見ていないところでどれだけ頑張っているかが分かる。
いや、「頑張る」って言葉は安っぽいのかも。
「頑張る」とは闇雲に必死になっていても成り立つ。
何も成し遂げなくても成立する言葉。
だから「頑張る」ではなく、
「研究」とか「工夫」みたいな言い方をすべきかも。
頑張ったつもり。
仕事をしたつもり。
そうやってつもりになっているだけじゃダメ。
それを日々、人が見ていないところで、自覚しながら続けていく。
藤井くんはすごさを改めて考えさせられた。
